全国少年警察ボランティア協会

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事業紹介

山梨県
2020.11.25

自分の力を気づかせた農業体験

自分の力を気づかせた農業体験

山梨県少年補導員連絡協議会(岡部仁会長)は、山梨県警察本部少年課・教育委員会と連携して、令和2年9月27日に、韮崎市旭町の農地において、立ち直り支援中の少年5名、少年補導員・教育委員会職員・警察職員等関係者18名の合計23名が参加して、農業体験を通じた立ち直り支援活動を行いました。今回の農業体験では、稲刈りを行い、少年に地域との絆と自らの居場所作りを実感させるとともに、忍耐力の涵養、将来の就労意欲の向上等を目的に実施しました。少年達は、鎌を握っての稲刈りに悪戦苦闘していましたが、農業指導者からコツを教えてもらいながら作業を進め、慣れてくると笑い声も交えながら、参加者たちと密接なコミュニケーションを図り、日常の孤立感や疎外感を払拭して心から楽しんでいる様子でした。農業体験終了後の少年達は、仕事をやりきった充実感に満ちあふれ、ボランティアや警察官に対し、自ら積極的に話しかけるようになり、別れ際には、「ありがとうございました。また参加したいです。」と頭を深々と下げました。参加した少年からは、「食べ物を作る大変さを知った。」「稲刈りをやってみると楽しかった。」等の声が聞かれた。今回の活動を通じ、仕事の厳しさの中にも楽しさや喜びがあることを実感し、自分力を気づかせ、自信・協調性及びコミュニケーション能力の向上と地域との絆の強化を図ることができた、有意義な活動となりました。