全国少年警察ボランティア協会

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事業紹介

山口県
2019.12.26

多くを学んだ「ともだち農園」

多くを学んだ「ともだち農園」

山口県少年相談員連絡協議会(小野基之会長)は、令和元年7月から翌年2月にかけ、防府市大字江泊の「ともだち農園」において、農業体験を通じた立ち直り支援活動を実施しました。活動には、継続支援対象少年ら延べ30名、ボランティア延べ27名、警察職員ら関係者延べ14名が参加しました。第1回は7月に耕作前に除草作業と畝マルチ張を行い、その後サツマイモの苗を植え付けました。第2回は9月に除草作業と水やり。第3回は11月に少年らで「ともだち農園」の看板を作成して設置した後、サツマイモを収穫してその場で焼き芋にし、また豚汁の具として食しました。第4回は12月に残ったサツマイモを全て収穫した後、雑草やマルチを除去し、今年の収穫のお礼を込めて鋤や鍬を使用して畑を整地し、来年の豊作を祈願しました。参加した少年らは、日常生活において土や農作物に触れる機会はなく、慣れない農作業に戸惑っていましたが、少年相談員の温かな声掛けや丁寧な説明により、徐々に農作業に慣れ、農作業が進むにつれ、農作物の成長に興味を持つようになり、農作業の継続性の中で、勤労の喜びを味わい、次なる目標への意欲を獲得し、最終的には農作物の収穫という達成感を味わうことができたようです。保護者からも、「普段、娘は携帯電話をいじってばかりだが、農作業が楽しかったらしく、色々話しをしてくれた。」等の感想があり、農業体験を通じて少年らの成長を感じさせ、親子間のコミュニケーションも深めることができたようです。