広島県
2019.12.24
仕事の大変さとやり遂げる責任を学んだ
広島県少年補導協助員連絡協議会連合会(木戸経康会長)は、令和元年5月から10月にかけて、広島地区及び福山地区において小・中学生の支援少年等30名、少年警察ボランティア24名、保護者、教職員、市職員(市教委)、警察職員等38名が参加して、サツマイモの苗の植え付けから収穫までを体験する「農業体験を通じた立ち直り支援活動」を実施しました。まず、5月と6月に、畑の整備とサツマイモの植え付けを行いました。大半の少年が農作業は初めての体験でしたが、協助員や大学生ボランティアの声掛けにより土の感触をしっかり感じながら積極的に畑を耕しました。また、夏の暑い時期での蔓返しの作業では、あまりの暑さに集中力が続かない少年もいましたが、蔓返しの作業の重要性等、一つ一つの作業に意味があることを指導員等に教わると、作業に戻り、最後には「大変でもがんばったら楽しい。」との声があがりました。10月にはみんなでサツマイモを収穫し、その後、収穫したサツマイモをつかって、保護者や少年補導協助員と協力して料理体験として豚汁やサツマイモの天ぷらを作って食しました。少年からは「協助員や大学生と話をしながらの作業は楽しくて毎回あっという間だった。」「作業は大変だったけど、みんなで作って達成感があった。」等の感想が聞かれ、仕事の大変さとやり遂げる責任、やり終えた時の充実感・爽快感を実感した農業体験となったようです。