愛媛県
2019.12.24
地域の温かさに触れた
愛媛県少年警察ボランティア協会(横内通夫会長)は、平成31年4月から令和2年1月までの間、八幡浜市地区の「ゆめいろガーデン」において、非行・補導歴等のある支援少年2名を含む、児童養護施設に入所中の少年22名、少年警察ボランティア、警察職員等関係者26名の計48名が参加して、農業体験を通じた立ち直り支援活動を実施しました。前期は、夏野菜の収穫を目指し、土作りから始まり、スイカ・キュウリ・トマト・パプリカ等の植付けに水やり。8月の台風接近時には少年らの提案で野菜が雨風で飛ばされないよう支柱に固定する作業を行いました。その結果、多くの野菜が実り、もぎたてのトマトを食べたりスイカ割をしたり、夏の畑での醍醐味を全員で味わいました。後期は、冬野菜のほうれん草・大根・人参・白菜等の種蒔きと苗植えから収穫までを体験しました。参加した少年からは、「嫌いな野菜が食べられた。」「次はいつ畑やる?」「これやりたい。」等話し、障害等で自己表現が苦手な少年が多い中、その言葉や表情からは達成感や自主性の成長が見られました。施設職員からは、「子どもたちは畑に行くことを楽しみにしている。」「〇〇君は農作業で自信が湧いている。」等の感想をいただき、地域からも「子どもの声がたくさん聞こえて嬉しい。」「毎日来るの大変やろ。水やりくらい手伝いさせて。」等有難い声を沢山かけていただき、作業にも協力していただき、地域の温かさに触れた体験活動となったようです。