長崎県
2019.12.24
「みんなのわくわく農園」で心の交流
長崎県少年補導員連絡協議会(田島一総会長)は令和元年6月から11月にかけ、長崎市琴海大平町の農園内で、農業体験を通じた立ち直り支援活動「みんなのわくわく農園」を実施しました。活動には、継続支援中の小中高校生53名が参加し、県少年補導員連絡協議会及び学生サポーターのボランティア等関係者計171名が活動をサポートしました。活動は、6月に「みんなのわくわく農園」開始式が行われ、その後、サツマイモの苗植え及びもち米の田植えを行いました。田植えでは、当初裸足で水田に入ることに悲鳴を上げる少年もいましたが、学生サポーターから「大丈夫、一緒に入ってみよう」など声を掛けられ、無事田植えができました。9月にはもち米の収穫を実施。稲刈りの後、刈り取った稲は千歯こきと足踏み脱穀機を使った昔ながらの方法で脱穀を行い、少年らは初めて見る道具に興味深げに作業を行っていました。11月にはサツマイモの収穫と餅つきを行いました。サツマイモの収穫では少年達は「たくさんあった。」など歓声を上げながら夢中になって収穫し、餅つきでは、力一杯餅をついた後、粉まみれになりながら餅を丸める作業に取り組み、作業後は参加者全員でつきたての餅や収穫したサツマイモで作った豚汁や天ぷらを食しながら交流を図りました。参加したボランティアからは、「少年達の様子を見ていてこの活動でいろんな人達と交流して楽しくゆっくりした気持ちで過ごせる場になっていると感じる。」等の感想が聞かれました。