東京都
2019.12.24
農業体験で家族の絆に一役
東京少年補導員連絡協議会(関口充会長)は、平成31年2月から令和元年12月にかけ、都内4地区の農園において、農業体験を通じた立ち直り支援活動を実施しました。場所は、世田谷区北烏山の並木農園(ジャガイモ)、練馬区石神井町の冨岡農園(サツマイモ)、足立区西保木間の須賀農園(ジャガイモ)、立川市上砂町の山下農園(とうもろこし・大根等)で、体験活動は合計17回に上り、参加者は、少年延べ232名、ボランティア延べ148名に及びました。活動は畑の畝作りから始まり種まき、苗植からサツマイモのつる返し、間引き、草取り、収穫など一連の作業を体験し、収穫した野菜は、ふかし芋やカレーライスの具材にして調理し、食育を実施しました。また、農園における農業体験活動に参加できない少年達には、4ヵ所の少年センター(大森・台東・立川・八王子)において、プランター等を用いて、キュウリ、ゴーヤ、ナス、トマト等の苗を植え、収穫までを体験を行いました。保護者からは、「楽しみにして表情が明るくなった。」「落ち着いてきた。」「家族との話題が増えた。」などの意見が寄せられ、また、少年たちも、農業指導者に対し、指導へのお礼ができるようになった等のほか、少年自身が育て収穫した農作物を自宅に持ち帰り、家族と料理するなど、活動を通じて少年自身も成長し、家族関係の改善にも繋がったようです。