埼玉県
2020.12.13
大人との繋がりを深めた農業体験
埼玉県警察少年非行防止ボランティア連絡協議会(須藤哲夫会長)は、令和2年8月から11月の間、さいたま市緑区上野田「ファーム・インさぎ山」において、継続補導少年延べ3名、少年警察ボランティア、学生ボランティア等延べ4名、講師等関係者延べ3名が参加して「農業体験を通じた立ち直り支援活動」を実施しました。第1回目は6月にトウモロコシ・トマト・ナス・ピーマン等の夏野菜の収穫とブロッコリー等の冬野菜の種植えを行いました。第2回目は、10月にサツマイモやナスの収穫と畑の整備、玉ねぎの種の植え付け作業を行いました。第3回目は、11月に里芋、水菜等の冬野菜の収穫と畑の整備で今年度の活動は終了しました。参加した少年からは、「トウモロコシを収穫し、農園の人にすすめられて初めて生で食べてみたが、やわらかくて甘くて美味しかった。」「今回のように体験するのは楽しいけれど、日々食物を育てていくには大変だろうと感じた。」大学生ボランティアからは、「初めての参加で不安だったが、最初は人見知りしていた少年が、少しずつ話をしていくうちに会話が弾み、楽しそうに作業をしている姿を見て支援を実感することができた。」指導者からは、「参加した少年たちは、私たちの指導に従って一生懸命に作業をしており、目を輝かせて取り組んでいる姿は嬉しかった。」「少年たちには大変な作業をして感謝されたり褒められたり、周りの人と協力して作業を達成できたことで今後自分に自信をつけて欲しい。」等の感想が寄せられ、少年と大人との繋がりを深めた農業体験となったようです。