全国少年警察ボランティア協会

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事業紹介

三重県
2020.12.13

今後の自信に繋がった農業体験

今後の自信に繋がった農業体験

三重県少年警察協助員連絡協議会(瀬古和光会長)は、令和2年9月から12月の間、津市藤方地区の農園において、支援少年等延べ8名、少年警察ボランティア延べ4名、警察職員・保護者等関係者延べ17名が参加して、農業体験を通じた立ち直り支援活動「ふれあいアグリ教室」を実施しました。第1回目は、9月に大根・白菜等の冬野菜の種まきと苗植えを実施。少年たちは、指導者からの説明を受けながら、大根・人参の種まきとキャベツ・白菜等の苗植えを行ないました。最初は照れくささからか、作業を渋る様子を見せていましたが、次第に周りの状況にも慣れ、また、この日初めて顔を合わせた子ども同士も、次第に慣れて言葉を交わし、自然に苗を手渡しリレーするようになるなど、コミュニケーションを取りながら野菜の植え付け体験を楽しんでいました。第2回目は、12月にキャベツ・白菜・大根等の収穫体験を行いました。収穫には刃物を使用することから、少年と学生ボランティアがペアとなり、少年達は、学生ボランティアの声かけに答えながら作業を楽しむことが出来ました。人との交流が苦手で普段あまり感情を表に出さない少年たちも、農作業を通じて人と自然に関わることができた様子でした。今回の農業体験は、コミュニケーションの取りにくさから、日頃学校等でストレスがたまりがちな少年にとって、ストレス発散の場となっただけでなく、人と関わり、粘り強く作業ができたことで、今後の生活に向けての自信に繋がったようです。