大阪府
2020.12.13
少年の成長を実感
大阪少年補導員連絡協議会(山口裕基会長)は、令和2年1月から12月にかけて、泉佐野市地区、貝塚市地区の2地区において、継続補導少年延べ5名、少年警察ボランティア延べ6名、警察職員等関係者延べ33名が参加して、「農業体験(野菜作り及び米作り活動)を通じた立ち直り支援活動」を実施しました。活動は、農業指導者から畑の耕し方、苗の植え方、水やりや間引き等農作業の要領について指導を受け、稲の苗の他、季節毎に適した野菜の苗を畑に植え付け、随時草抜き、水やり等の作業を行い、収穫物は少年の自宅に持ち帰らせ、保護者との会話のきっかけになるよう働きかける等しました。参加した少年からは、「最初、座って作業するのが面倒でだるいと思ったが、芽が出て大きく育ってくると面白く感じた。採れた野菜などを家に持って帰ると、お母さんがとてもうれしそうにしていて、楽しい話も出来たのが良かった。」ボランティアや教師等からは、「最初、小声でほとんど会話にならなかった少年が、一生懸命苗を植えたり、水やりをしたりしていて、やがて大きな声で元気に挨拶するようなり、率先して作業する等、見違えるような成長を感じて自分自身も楽しくなってくる。これから先、少年が社会生活を送る上で必要な協調性、人への思いやりを多少なりとも身につけてくれたのではないかと、嬉しく思う。」等の感想が聞かれ、少年が成長する姿が実感できた活動をなったようです。