全国少年警察ボランティア協会

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事業紹介

広島県
2020.12.13

地元の子は地区で育てる大切さを痛感

地元の子は地区で育てる大切さを痛感

広島県少年補導協助員連絡協議会連合会(木戸経康会長)は、令和2年5月から11月にかけて、広島市南区宇品東所在の畑において、支援少年等7名、少年警察ボランティア・農業指導員等15名、保護者、警察職員等関係者10名が参加して、「農業体験及び料理体験を通じた立ち直り支援活動」を実施しました。第1回目は5月に、前年度より植え付けや整備を行っていた畑で、タマネギ2種の収穫と花の刈り取り作業を行いました。第2回目は6月に、畝作り、さつまいもの苗植え、作物への消毒を行いました。初めに鍬で畝を作って雑草よけのシートを張り、少年がそのシートに穴をあけて、協助員に教えてもらいながらさつまいもの苗180本を植えました。第3回目は、11月にさつま芋の収穫と料理体験を行いました。少年たちは、母親や協助員と一緒に楽しそうに土を掘り起こし、切った芋の蔓もきれいに片付けました。その後、近所の集会所で、少年たちは周囲の大人に教えてもらいながら掘った芋を調理して、豚汁や芋ご飯を作り全員でテーブルを囲んで終始和やかな雰囲気で食し、活動を終了しました。少年からは、「協助員といろいろな話をしながらの作業はあっという間だった。」「自然の中での作業は楽しいことがわかった。」などの感想が寄せられました。少年たちが他の参加者と言葉を交わしながら作業し、その様子を母親が嬉しそうに眺めていて、協助員からも「子どもたちと触れ合えるのは楽しい。地元の子を地区で育てる大切さを痛感した。」との声があり、少年と地域の絆を深める活動となったようです。