徳島県
2021.11.27
地域の人との絆を感じとった農業体験
徳島県少年補導協助員連絡協議会(長尾博志会長)は、令和2年5月から12月にかけて、鳴門市の児童自立支援施設県立徳島学院「あすなろ農園」と、徳島市の「はぐくみ農園」の2か所で、入所少年を含めた立ち直り支援少年延べ49名、ボランティア延べ42名、児童自立支援施設職員・警察職員等関係者延べ104名の合計延べ195名が参加して「農業体験を通じた立ち直り支援活動」を実施しました。本活動は、平成25年度から引き続き、徳島県立徳島学院敷地内のあすなろ農園及び元・少年警察ボランティア所有の農地において、少年たちとボランティア共同で農作業を行い、少年たちがボランティア等の地域の人々と触れ合うことにより、少年のコミュニケーション能力を養い、少年に地域の人との絆を感じとってもらうことを目的に実施しているものです。本年度は5月にじゃがいもの収穫、トマトの苗植えから始まり、6月にはサツマイモ、夏野菜の苗植え・じゃがいもの収穫、7月・9月は農園の整備、除草作業、10月はさつまいもの収穫と試食、大根等野菜の苗植え等を行いました。そして、11月・12月は除草・整地作業と寄せ植えを行い、1年間の活動は終了しました。参加した少年からは、「芋と雑草を見分けることが難しかったが、草を抜いたらすっきりきれいになって楽しかった。」ボランティアからは「農業をしているときの子どもたちの雰囲気がいい感じで、子どもとボランティアが一緒に作業できるこの活動はとてもいい活動だと思う。」等の感想が寄せられ、子どもも大人も、充実した活動となったようです。