全国少年警察ボランティア協会

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事業紹介

東京都
2020.12.22

農業体験で家族の絆に一役

農業体験で家族の絆に一役

東京少年補導員連絡協議会(関口充会長)は、令和2年2月から同年12月にかけ、都内3地区の農園と5ヵ所の少年センターにおいて、農業体験を通じた立ち直り支援活動を実施しました。場所は、世田谷区北烏山の並木農園(ジャガイモ)、足立区西保木間の須賀農園(ジャガイモ)、立川市上砂町の山下農園(前期落花生他、後期大根他)で、体験活動は合計11回行われ、少年延べ34名、ボランティア延べ68名が参加しました。活動は畑の畝作りから始まり種まき、苗植からつる返し、間引き、草取り、収穫など一連の作業に従事し収穫した野菜は、ふかし芋やカレーライス等に調理して食育を実施しました。また、農園における農業体験活動に参加できない少年達には、5ヵ所の少年センター(大森・世田谷・台東・立川・八王子)において、プランター等を用いて、キュウリ、ゴーヤ、ナス、トマト等の苗を植え、収穫までの農業体験を行いました。今年度の活動は、新型コロナウイルスによる活動自粛や夏季の長雨の影響により、例年に比べ農業体験が大幅に減少しました。しかし、保護者からは「参加できるのを楽しみにしています。」「収穫したものを届けて頂いて家族でいただきました。」等の感想や今後も活動を望む声が多く聞かれました。少年達は、自身が苗植えした農作物の成長を肌で感じる経験をし、家族と料理するなど、農業体験を通じて知識と経験を積むことで、家族関係の改善にも繋がったようです。