楽しさ一杯の農業体験

兵庫県少年補導員連絡協議会（数元康治会長）は、令和２年４月から翌年１月にかけ、神戸東部・神戸西部・姫路・尼崎の各少年サポートセンター敷地内の農園、神戸市北区の貸し農園(神戸中央・神戸北部少年サポートセンター)、神戸垂水・西宮の少年サポートセンターでのプランター等による栽培の計７ヵ所において、小・中・高校生の支援対象少年等延べ３４名が、少年警察ボランティア、警察職員、学校教職員、教育委員会、教育相談所職員等関係者と協力して、「少年サポートセンター学習農園等における立ち直り支援活動」を実施しました。活動は、それぞれの農園で、春、夏、冬の季節の野菜やイチゴ、メロンなどの果物の種蒔き・苗植えから収穫までの一連の作業を体験しました。更に収穫した作物は、味噌汁、サラダ、大学いも等に調理して食し、また、家族へのお土産として持ち帰りました。参加した少年からは、「じゃがいもときゅうりが好き。」「帰ったらお母さんと一緒に料理する。」等と、声を弾ませ存分に楽しみながら収穫に精を出していました。また、他の少年からは、「トマトとバジルができたら、お母さんにピザを作ってもらって食べたい。」等と言って収穫が待ち遠しい様子の少年もいて、楽しさ一杯の農業体験となったようです。