全国少年警察ボランティア協会

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事業紹介

鳥取県
2021.02.01

作る喜びを体験

作る喜びを体験

鳥取県少年健全育成指導員等連絡協議会(安達信義会長)は、令和2年5月から令和3年1月にかけて、八頭郡八頭町の「きしもと農園」及び米子市内の「わだはま子ども農園」において、「農業体験を通じた居場所づくり・立ち直り支援活動」を実施しました。活動には、小・中学生の継続支援少年等延べ33名、ボランティア等延べ21名、警察職員等関係者延べ60名の計延べ114名が参加しました。活動は、「非行少年を生まない社会づくり」を推進するため、少年の立ち直り支援活動、継続補導活動の一環として、県警委嘱の少年健全育成指導員、スクールサポーター等と連携し、四季を通じた農業体験活動を実施しています。本年度は、新型コロナウイルス感染防止の観点から規模を縮小し、個別に対応しました。活動には、万引きや家庭からの金品持ち出し等の問題行動等によりサポートセンターが関わっている少年が保護者と共に年間を通じて参加して農作物の栽培や収穫を行い、体験を通じて少年の社会性や協調性、忍耐力を育て、自己肯定感の獲得、親子関係の構築、食に対する感謝の気持ちや規範意識の醸成を図りました。きしもと農園では、東部少年サポートセンターが中心となり、わだはま子ども農園では、西武少年サポートセンターが中心となって年間26回、トマトやなす、きゅうり等の夏野菜からさつまいも、大根等の秋冬野菜の種苗植から収穫までの一連の作業を体験しました。少年からは、「芋掘りの時、掘っても掘っても長い根っこが繋がっていて面白かった。焼き芋は100点だった。」「収穫した野菜で、お母さんが料理してくれた。自分で採った野菜を家族にも食べてもらい、みんなが喜んでくれてうれしかった。」等の感想が寄せられ、作る喜びも体験できた活動となりました。