全国少年警察ボランティア協会

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事業紹介

大阪府
2021.12.28

少年の成長を感じた農業体験

少年の成長を感じた農業体験

大阪少年補導員連絡協議会(山口裕基会長)は、令和3年2月から同年12月の間、泉佐野市・貝塚市の2地区において、継続補導少年ら延べ21名、少年警察ボランティア延べ3名、警察職員等関係者延べ21名、大阪府職員・学校教員・学生ボランティア等延べ63名が参加して、「農業体験(野菜作り及び米作り活動)を通じた立ち直り支援活動」を実施しました。活動は農業指導者からの指導の下、少年らは野菜の種や苗の植え付け、水やり、草引き等を行いました。また、水田に設置する案山子の作成、コンバインを用いた稲穂の刈り取り等の作業を体験しました。事業の実施に際しては、少年の学校に担任や保護者にも参加を勧め、また収穫した農作物は少年に持ち帰らせる等して、少年が学校や保護者との交流を深めるきっかけになるよう働きかけを行いました。参加した少年からは、「作業をしていると暑かったり腰が痛くなったりする。その辺で売っている野菜や米が、実はとてもしんどい思いをして育てていることが分かった。水田に立てる案山子を作ったりコンバインを自分で操縦できて面白かった。野菜等を持ち帰ると、お母さんが嬉しそうにしていて話ができて楽しかった。」ボランティアからは、「初めて来たときには不満を訴え、嫌々やらされている雰囲気を出していた少年らが、一緒に様々な作業をしていく中で、挨拶に応じ、笑顔を見せるようになり、そして自分から率先して作業をするようになる等、その変化は驚くばかりです。」との感想が寄せられ、少年の成長を実感する活動となりました。