子供たちのために みんなが協力
熊本県少年警察ボランティア連絡協議会(田尻一男会長)は、令和3年6月から12月にかけて、熊本市北区梶尾町所在の畑地において、継続補導少年17名を含む、少年警察ボランティア、少年サポーター、農作業指導者、警察関係者等合計延べ74名が参加して、「農業体験『芋の植え付け及び収穫』活動」を実施しました。新型コロナの感染拡大防止のため、6月のサツマイモの植え付けと8月のジャガイモの植え付け及び除草作業は、ボランティアと警察職員によって実施しましたが、10月の第3回目では、新型コロナの感染状況が落ち着いたことから、子供たちと共に畑の除草作業やイモの生育状況の観察などを行いました。第4回目は、12月に少年11名が参加してサツマイモとジャガイモの収穫を行いました。今年は、夏の長雨とその後の雨不足により、苗が枯れたり害虫が大量発生するなどのトラブルもありましたが、ボランティアや地域の方々が水を蒔いたり苗を植え直すなど、収穫を楽しみにしている子供たちのために協力していただき、無事収穫するに至りました。子供たちは、最初、日頃慣れてない畑仕事に戸惑っていましたが、大学生ボランティアと一緒に土深く生えている芋を掘り起こすと、嬉しそうに歓声を上げていました。参加した少年からは、「色んな人と話が出来てとても楽しかった。」「こんなにいっぱいお芋が取れて驚いた。」ボランティアからは、「今年は夏の長雨や日照り続きで、苗が枯れたため植え直すなどのトラブルもあったが、地域の方々の協力もあり、無事沢山のサツマイモ等が収穫できた。色んな方が子供たちのために協力していただき、感謝している。」等の感想が寄せられ、多くの方の協力で成り立った農業体験活動となったようです。