全国少年警察ボランティア協会

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愛知県
2021.12.31

笑顔の農業体験

笑顔の農業体験

愛知県少年補導委員会連合会(野々山密雄会長)は、令和3年5月から11月にかけて、愛知県警察本部少年課と協働して、海部郡蟹江町の「KONOHA FARM チャコール園芸」において、同少年課が運営する居場所「鯱(しゃちほこ)」で立ち直り支援中の少年等延べ12名、その他の少年延べ18名、少年警察ボランティア・警察職員等関係者延べ74名が参加して、「農業体験を通じた立ち直り支援活動」を実施しました。愛知県警察では、非行少年を生まない社会づくりに向けた取り組みの一つとして「少年に手を差し伸べる立ち直り支援強化プロジェクト」(平成23年9月1日開始)を策定し、このプロジェクトの強化推進事項である「少年の居場所づくり活動」において、「愛知コノハファームズプロジェクト」を平成24年1月から推進しています。「少年に手を差し伸べる立ち直り支援活動」により支援中の少年等を対象に農業を通じた継続的な立ち直り支援活動を実施し、その立ち直りを図ることにより少年の健全育成を図るとともに、非行防止に資することを目的としています。警察本部少年課が運営する居場所「鯱(しゃちほこ)」では、「KONOHA FARM チャコール園芸」において継続的に農業体験活動を実施しており、愛知県少年補導委員会連合会としてもこの活動に協力しています。第1回は、5月に開園式と、農業指導者の指示で3グループに分かれ、収穫(黒大根・水菜・菜種・タラの芽・玉ねぎ)、植え付け(さつまいも)、調理(天ぷら・野菜炒め)を実施しました。第2回目(10月)はコロナ感染防止のため中止し、第3回目は11月に、収穫(さつまいも)、調理(菊芋チップス・大学芋作り・鬼まんじゅう作り)を実施し、会食を行った後、閉園式を実施しました。活動中、人見知りで大人の声掛けにも応じなかった少年が、回を重ねるごとに笑顔を見せてくれる場面が多くなり、「自分が収穫したものを調理して美味しかった。また次回も参加したい。」と笑顔で話していました。