全国少年警察ボランティア協会

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長崎県
2021.12.31

『ゆい(結い)まーる(廻る)』の精神で!

『ゆい(結い)まーる(廻る)』の精神で!

長崎県少年補導員連絡協議会(羽柴悟会長)は、令和3年6月から11月にかけ、長崎市琴海大平町の農園内で、農業体験を通じた立ち直り支援活動「みんなのわくわく農園」を実施しました。活動には、継続支援中の中高校生延べ46名が参加し、県少年補導員連絡協議会及び学生サポーターのボランティア・警察職員等関係者延べ99名が活動をサポートしました。第1回は、6月5日に、少年・少年補導員等が参加し、サツマイモ苗植えを実施しました。例年、サツマイモの苗植えだけでなく、同日に田植え(もち米)を行ってきましたが新型コロナウイルス感染症対策で、少人数での農作業とするため、田植えは農業指導者が実施しました。開会挨拶では、開催地区少年補導員会長から「沖縄の方言で『ゆい(結い)まーる(廻る)』という言葉がある。これは『皆で協力し、分担し合って作業しよう、頑張ろう』という意味であり、皆さんにも農業体験を通じてゆいまーるの精神を学んで欲しい。」と挨拶がありました。第2回は9月にもち米の収穫(稲刈り)、脱穀作業を実施した。収穫作業では、少年補導員から鎌の使い方や稲の刈り方を教えてもらいながら、稲刈りを行いました。刈り取った稲穂は、足踏み脱穀機を使った昔ながらの方法で脱穀を実施しました。少年たちは、道具に興味深げであり、少年補導員に使い方を習い、コツをつかむと楽しそうに自ら繰り返し作業に取り組んでいました。第3回は、11月にサツマイモの収穫を行いました。例年11月の農園活動は収穫祭と称し、9月に収穫したもち米を使った餅つきやサツマイモを使って調理活動を実施していましたが、今回は新型コロナウイルス感染症予防のため調理活動を自粛し、前回収穫したもち米は参加者に配布されました。参加した少年たちは、コロナ禍で大勢の人と共に活動し学び合う機会が減っており、本活動は、様々な世代の人との出会い、自身が行った作業の成果を実感し、周囲から「頑張ったね」等声を掛けられ、他者から認められる貴重な場となった活動でした。