全国少年警察ボランティア協会

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事業紹介

山形県
2021.12.31

少年が作った野菜で広報啓発活動

少年が作った野菜で広報啓発活動

山形県少年補導員連絡会(佐藤重勝会長)は、令和3年5月から12月までの間、米沢市の少年補導員所有の畑において、支援対象少年、少年警察ボランティア、大学生ボランティア、警察職員、その他関係者等延べ計163名が参加して、農業体験を通じた立ち直り支援活動を実施しました。活動は、5月にじゃがいも及び里芋の種芋作付け作業。6月にじゃがいもの芽かき作業。8月にじゃがいもの収穫作業を行いました。また、年金支給日に合わせ、収穫したじゃがいもを利用して、米沢市役所において、高齢者等に対して詐欺被害防止を訴える広報活動を実施しました。9月は5月に作付けした里芋及びひまわりの種の収穫作業を実施。10月は収穫した里芋を利用し、全国地域安全運動期間に合わせた広報啓発活動を実施しました。12月は米沢市立南原小学校において、ひまわりの栽培に参加した中学生ボランティアが、小学生に対して、栽培の様子やひまわりの種に込めた思い等について発表し、収穫したひまわりの種を贈呈しました。参加した少年からは、「頑張って植えたじゃがいもを家に持ち帰り、自分でカレーやじゃがバターを作って食べておいしかった。」ボランティアからは、「最初、少年達は恥ずかしがってあいさつの声も小さかったが、何回も活動を続けていくうちに声も大きくなり、自信がついていくのを感じた。」大学生ボランティアからは、「春から秋にかけて継続して活動をしてきたため、子供達の成長を感じることができた。」「最初は心を開かなかった少年も次第に笑顔を見せてくれるようになって嬉しかった。」等の感想が寄せられました。活動を重ねるにつれて、少年の表情は豊かになり、最後は笑顔で 「ありがとうございました。」と感謝の言葉を述べるようになるなど、成長が感じられた活動をなりました。