京都府
2021.12.31
来年はみんなで活動を
京都府少年補導連絡協議会(千玄室会長)は、令和3年5月から翌年1月にかけて、福知山市字荒河の盧田農園において、「京都府北部における地域ボランティアを中心とした農業体験支援活動」を実施しました。活動は、5月は新型コロナウィルスにかかる緊急事態宣言発令中であったため、対象少年並びにボランティアの参加は見送り、農業指導者等関係者で、14日にさつまいも畑の畝作り、24日にさつまいも苗付け作業を実施しました。10~11月も感染防止の観点から関係者のみで、さつま芋の収穫と来年度の農業体験に向けて、いちご及びたまねぎの苗付け作業を行いました。今年度は、新型コロナウィルス感染防止の観点から、対象少年たちの芋掘り等の農業体験参加を見送りましたが、各署が支援する少年と面接した際に、苗付けの話をすると、「さつまいも好き」「植えたかった」などと農業体験参加を希望する声が上がったことや収穫したさつまいもを対象少年に配布し、収穫の様子などを伝えると、少年たちからは、「掘ってみたかったな」「来年は参加したい。」などと口にし、収穫したさつまいもを目にした少年たちからは、農業体験への興味及び意欲を示す姿勢が見られたことから、少年たちに一連の農作業の成果として収穫の喜びを知り、達成感や充実感を経験させ、農業指導員をはじめとするボランティアとの関わりの中で、協調性を身につけるなど、社会性の向上に向け、高い効果があると感じました。また、本活動を通じて少年の立ち直り支援を行っている関係機関との更なる関係構築の機会となったものであり、次年度に向けた熱意が高まることとなりました。