全国少年警察ボランティア協会

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事業紹介

広島県
2021.12.31

立ち直り支援活動の効果が表れる

立ち直り支援活動の効果が表れる

広島県少年補導協助員連絡協議会連合会(京泉文男会長)は、令和3年5月から11月にかけて、広島市南区宇品東所在の畑において、支援少年等9名、少年補導協助員等少年警察ボランティア17名、保護者、警察職員等関係者16名が参加して、「農業体験を通じた立ち直り支援活動」を実施しました。活動は、第1回目は、5月にタマネギの収穫を行いました。当初、立ち直り支援中の少年及び保護者が4組参加予定でしたが,緊急事態宣言発令により同少年らの参加は中止し、代替措置として,参加可能な小中学生とその保護者に呼びかけ,健全育成活動として実施しました。当日は,初めての玉葱収穫に少年らは楽しそうに取り組み,少年補導協助員や保護者の指導のもと,袋詰めや片付けの後処理も熱心に行いました。第2回目は、10月にさつまいもの収穫作業を実施しました。再非行防止の立ち直り支援中の少年とその家族らが参加し,少年補導協助員らとさつまいもの収穫作業を行いました。少年補導協助員は主として支援対象少年の小学校区居住者に参加していただき,日頃の見守り活動も依頼しました。第3回目は、11月に玉葱の苗植えを実施しました。支援少年が参加予定でしたが,急きょ参加できなくなったため,少年補導協助員と警察職員が玉葱の苗植えを行いました。同少年に対しては今後も農業活動等により支援していくこととしました。参加した支援対象少年は,事件直後は下向きで暗い表情を見せていましたが,本活動と学習支援,面接を重ねるうちに,徐々に意欲的な面を見せるようになり、立ち直り支援活動の効果が表れた活動となりました。