農業体験で少年の成長を実感

岡山県少年警察協助員会連合会（水舟雪枝会長）は、地域ふれあい事業として、令和４年１０月２９日（土）、津山市宮部下の少年警察協助員管理の畑において、農業体験活動（黒豆の収穫体験活動）を行いました。活動には、津山警察署管内の立ち直り支援・継続補導対象少年２名及びその保護者１名、ボランティアとして津山警察署少年協助員１名、警察関係者として、津山警察署生活安全課員２名、少年課津山少年サポートセンター勤務員２名が参加して実施しました。今回の農業指導者は、平成３１年度に当県の少年警察協助員に委嘱された農産物生産農家で、少年の支援活動について意欲があり、昨年は黒豆の収穫体験、自然薯の収穫体験の指導を行っており、本年度も引き続き収穫体験の指導を行ったものです。黒豆畑において黒豆（枝豆）の茎を刈り取り、きれいなさやを選び取って袋詰めしました、農業指導者は、活動中少年を温かく見守り、作業を根気よく丁寧かつ手際よく作業ができたことなど、少年の優れているところを見つけては、その都度、少年に声をかけ褒めていました。農業指導者は、非行傾向にあり作業に集中できない少年に対して受容的な態度で接したことから、少年も農業指導者に心を開き、農業指導者の指導を素直に聞き入れ作業をすることが出来ました。また、保護者からは、「お忙しい中、収穫体験をさせてもらい有難かった。子供が根気よく作業する姿を見ることができ嬉しかった。」といった感想の言葉も聞かれるなど、少年の成長を実感できる活動となりました。