秋田県
2022.10.10
「少年を守り支える地域の力」をテーマにカンファレンス
秋田県少年保護育成委員連絡協議会(稲岡敬弘会長)は、少年保護育成委員が共通認識を持ち、活動に必要な技能を身に付け、少年の非行防止と健全育成活動の向上を図ることを目的として、令和4年10月7日、秋田市北部市民センター「キタスカ」において、少年保護育成委員104名、警察職員21名、合計125名が参加して、「少年を守り支える地域の力」を開催テーマに、「地域カンファレンス」を開催しました。講演では、藤里社会福祉協議会会長菊池まゆみ氏が「地域で支える若者支援活動~拡がる活躍支援ネットワーク~」と題して話されました。内容は、藤里町社会福祉協議会が「福祉で町づくり」「ひきこもりの若者をゼロに」を合言葉に実施している「地域トータルケア推進事業」について説明がありました。この事業は、ひきこもり者の「居場所」づくりを主とした支援活動で「藤里方式」と呼ばれており、就労訓練や特産品を生かしたうどんやキャッシュの製造販売などによって、活動開始から5年間で8割以上のひきこもり者が自立できたということでした。次に活動発表では、大館・比内地区少年保護育成委員会平岡智寿子委員により、「コロナ禍における少年健全育成活動~未来を担う子どもたちのために~」と題して、コロナ禍での限られた活動から、あいさつ運動、標語コンテスト、立ち直り支援活動などの様子が紹介されました。また、犯罪被害防止啓発活動として、犯罪被害者防止モデル校の演劇部員が作成した寸劇のDVDが紹介され、DVDが再生されると参加した委員たちは興味を持って視聴していました。カンファレンス終了後、委員からは、今後の活動に生かしたいとの反響がありました。