全国少年警察ボランティア協会

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事業紹介

滋賀県
2023.01.17

少年サポートセンターの玄関が立ち直り支援の農園に

少年サポートセンターの玄関が立ち直り支援の農園に

滋賀県少年補導員会連絡協議会(堀川佳孝会長)は、令和4年4月から令和5年1月にかけ、大津市打出浜、米原市米原の2ヵ所の少年サポートセンターにおいて、少年12名、大学生ボランティア3名が参加して、「プランター野菜栽培による農業体験活動」を実施しました。昨今のコロナ情勢により多くの人数を動員しての農業体験活動が出来ないこと、遠方の畑を日常的に手入れすることが難しいことから大津・米原の両少年サポートセンターの玄関前にプランターを置き、農業体験活動を行いました。野菜については、「特別な調理をしなくても食べられるもの」という観点から選び、プチトマト・ラディッシュ・リーフレタス等を栽培しました。少年サポートセンターへ定期的に通う少年が継続補導に訪れた際に苗の植え替えや種まき、脇芽取りや間引き、水やり、そして収穫を行いました。植物相手であることから、少年らの通所とタイミングが合わないこともあったものの、多い少年で4・5回ほど手入れや収穫を実施することが出来ました。
参加した少年からは、「育つか心配だったけど、大きくなっていて良かった。(小学生男子)」「大学生と一緒に活動して楽しかった。(中学生女子)」。保護者からは、「以外に楽しそうに作業をしていて新鮮でした。(中学生男子の母)」「楽しかったと家で話してくれました。(中学生女子の母)」「このような体験をさせてもらえて良かったです。(小学生男子の母)」等の感想が寄せられました。対象少年の面接場所である少年サポートセンターの玄関にプランターを置いたことにより、特別に農業体験活動を設定しなくとも、自然に目に入り、手に触れることで活動をすることができ、少年の中には発達特性を持つ少年も多く、職員の指示の途中で植物に触れたり、迷いなくトマトの脇芽取りや間引きをしたりと活動に特徴が見られたが、同時にその子なりに愛情を持って植物に関わろうとする姿もあり、対象少年にとっても、また職員が少年を理解する上で有益な活動となりました。