全国少年警察ボランティア協会

menu
Activities

事業紹介

山口県
2023.01.17

農業体験が地域の絆づくりの機会に

農業体験が地域の絆づくりの機会に

山口県少年相談員連絡協議会(小野基之会長)は、令和4年10月23日、周南市古市町「あいさつ農園」、同年11月3日、岩国市美和町北中山人権擁護委員方畑の2か所において、「農業体験を通じた立ち直り支援活動」を実施しました。「あいさつ農園」では、小中学生11名、周南警察署少年相談員連絡会他関係者25名が参加して行われました。例年、周南警察署少年相談員連絡会では、東部少年サポートセンターと連携して、苗植えから収穫までの農作業体験を通じた少年の立ち直り支援、居場所づくり活動を実施しており、少年等は、少年相談員の指導の下、少年サポートセンター職員、周南警察署生活安全課員及び保護者と共に、春季にスイカ・トウモロコシ・サツマイモの苗植え及び落花生の種まき、夏季に夏野菜の収穫を、秋季にはサツマイモの収穫を体験しました。少年から、「上手に芋を掘ることができたね、と褒められてうれしかった。」「落花生が土の中でできることにびっくりした。食べるのが楽しみ」との感想が寄せられました。
「人権擁護委員方畑」では、小中学生7名、岩国警察署少年相談員連絡会等関係者他14名が参加し、岩国警察署少年相談員連絡会・東部少年サポートセンターが連携して、農業体験を通じた少年の立ち直り支援、居場所作り活動を実施しました。少年等は、少年相談員及び人権擁護委員の指導の下、少年サポートセンター職員、岩国警察署生活安全課員及び保護者と共に、春季にサツマイモの苗植えを体験し、秋季にはサツマイモの収穫を体験しました。当初、少年等は緊張した様子を見せていましたが、少年相談員等と一緒に作業をするうちに、次第に打ち解けて伸び伸びと活動しており、作業後は、「楽しかった。面白かった。また参加したい。」との感想が寄せられました。農業体験を通じて、普段、土に触れることが少ない少年にとって、自然の恵みを体感するとともに、達成感や充実感の醸成につながり、少年、大学生、保護者及び少年相談員といった多世代間の交流により、地域の絆づくりの機会となったようです。