佐賀県
2023.01.17
農業の大変さを実感
佐賀県少年補導員連絡協議会(藤松義將会長)は、令和4年6月から令和5年1月にかけて、多久市南多久町の農業指導者所有の田圃において、支援対象少年延べ14名とその保護者8名、少年警察ボランティアと農業指導者延べ21名、警察職員等延べ30名の合計延べ73名が参加して、「稲作を通じた立ち直り支援活動」を実施しました。活動は、少年の「居場所づくり」活動を実施している佐賀県警察少年サポートセンターと協働し、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参加人数や活動規模を縮小して実施しました。令和4年6月11日に、農業指導者所有の田圃を借用して、少年、保護者、ボランティア等と共に田植えを行い、10月23日に稲刈りを実施しました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、調理体験はできなかったものの、稲刈りで出た藁を利用して、12月25日にしめ縄作りを実施しました。さらに、翌年1月14日に収穫した米の袋詰めを行い、子供たちの支援を行っている関係機関に贈呈したり、家族等に贈るため、自宅にそれぞれ持ち帰りました。
参加した少年からは、「コロナでなかなか人と会えないから、活動を楽しみにしていた。」「農業の大変さがわかりました。」「たくさんの大人が泥だらけになりながら、私たちと一緒に活動をしてくれたのが嬉しかった。」「自分たちで作ったしめ縄を正月に飾ります。」「収穫したお米を家族で食べます。」等の声が聞かれ、コロナ禍でも、稲作を通じて多くの人との絆を深めた農業体験となったようです。