野菜と共に子どもたちも成長
沖縄県少年補導員会連絡協議会(神谷厚男会長)は、令和4年6月から12月にかけて、糸満市西川町のわくわくふれあい農園「いと・けい」で、支援対象少年8名、少年警察ボランティア13名、警察職員等関係者13名の総勢34名が参加して、「農業体験 わくわくふれあい農園(いと・けい)での支援活動」を実施しました。活動は9回にわたって行い、6月は、伸びた雑草を刈り取る作業と、土を耕し冬瓜・キュウリ・葉野菜・シソを植えました。8月はシリア人家族も参加して、ナス、葉野菜、パパイヤの苗植えを実施しました。9月は2回実施し、対象少年が、先週から学校に登校していなかったことから、近況を聞くため農園で面談を行い、その後農業体験を行いました。少年にとっては初めての農園作業となることから、現在植えてある野菜について説明しました。10月は3回実施。パッションフルーツが160個くらい実を付けていて、その内赤く色づいたのを収穫し、香りを確認しました。また、時間帯を分けて2グループの収穫体験を実施。中学3年生1名は大学生少年サポーターと一緒に冬瓜を植えてある区画の中から一番大きい冬瓜を探して収穫しました。冬瓜に直接触れたところ産毛がチクチクして痛く、軍手を着用して収穫を行いました。少年たちは、久しぶりに大学生少年サポーターと交流し色々話をすることができました。11月は、ジャガイモ・タマネギ・人参・トマト・ミックスレタス等の葉野菜等、多種の苗植えを実施しました。参加した少年からは、「初めて農業体験に参加した。最初は嫌々参加していたが、作物が少しずつ成長するのを見ることができ、成長した作物を自分たちで収穫・料理してみんなに食べてもらった。試食した方から「ありがとう。美味しいよ。」と声かけてもらい、恥ずかしかったが、嬉しかった。」等の感想が寄せられ、子どもたちが成長していく姿が感じられた農業体験となりました。