令和６年度 少年補導功労者・功労団体表彰

少年の非行防止と健全育成の活動に永年尽力され、多大な功労があったと認められる個人及び団体の功績を顕彰する令和６年度少年補導功労者表彰及び団体表彰の受賞者が６月に決定し、少年補導功労者表彰は、４７名に栄誉金章、９４名に栄誉銀章、１９８名に栄誉銅章が授与され、それぞれ表彰状とメダルが、少年補導功労団体表彰は、１０団体に表彰状と盾が贈られました。

あいさつ　

公益社団法人全国少年警察ボランティア協会会長
岩井 宜子

全国少年警察ボランティア協会会長の岩井でございます。
　令和６年度少年補導功労者及び少年補導功労団体の表彰式に当たり、ひとこと御挨拶を申し上げます。

　本日は御多忙の中、露木警察庁長官をはじめ、多くの関係の皆様に御列席いただきましたことに、心より御礼申し上げます。

　そして、本日受賞される皆様には、心からお祝いを申し上げますとともに、長年にわたり、少年の非行防止と健全育成の活動に取り組んでこられましたことに、改めて敬意を表し、また感謝を申し上げます。

　さて、最近の情勢を見ますと、少年による重大事件が後を絶たないほか、少年が被害者となる痛ましい児童虐待事件や児童ポルノ事件が増加しているなど、決して安心できない状況が続いておりますが、その背景には、人と人とが積極的に関わろうとしないなど、地域の絆が弱まっているのではないかと感じています。

我が国の将来を担う少年たちは、社会全体で見守り、育てていくことが必要であり、少年の規範意識の向上と、少年を厳しくも温かく見守る地域社会の実現を目指す少年警察ボランティアの果たす役割は、ますます重要であると考えています。

本日、受賞される皆様は、長年にわたり、多くの少年に手を差し伸べてきたことと思いますが、このような活動こそ「子どもを見守り、教え育てる」という地域社会本来の機能を支えるものであります。
　当協会といたしましても、皆様の活動を支援し、少年の健全育成に寄与してまいりたいと考えておりますので、今後とも、その知識と経験を生かし、そして温かい心を持ち続け、少年たちを見守っていただきますようお願い申し上げます。

　終わりに、皆様のますますの御健勝と御発展を祈念申し上げ、私からの挨拶とさせていただきます。

少年補導功労者（47名）

少年補導功労団体表彰候補団体（10団体）