第28回全国小学生作文コンクール
「わたしたちのまちのおまわりさん」の受賞者決まる
主催:公益社団法人 全国少年警察ボランティア協会、
読売新聞社、公益財団法人 日工組社会安全研究財団
後援:内閣府、警察庁、文部科学省
協力:公益財団法人 全国防犯協会連合会
公益社団法人 日本青年会議所
公益社団法人 日本PTA全国協議会
全国の児童が地域のおまわりさんとの触れ合いをつづった第28回全国小学生作文コンクール「わたしたちのまちのおまわりさん」の受賞者が決まりました。今年は低学年の部3,231点、高学年の部3,187点の計6,418点の応募があり、この中から優秀賞を除く14点が内閣総理大臣賞などに選ばれ、表彰式が12月21日(土)に東京都千代田区の読売新聞本社で行われました。
低学年の部・内閣総理大臣賞は福島県・会津若松市立一簣小学校1年、高橋瑛心君の「おほしさまになったおまわりさん」、高学年の部・内閣総理大臣賞には神奈川県・横浜市立白幡小学校5年、岡田東也君の「役に立ちたい」が選ばれました。
高橋君の作品は、自宅に置かれている東日本大震災で勤務中に津波にパトカーごと流され、今も行方不明のおまわりさんの写真について、お母さんから「このおまわりさんは、お母さんが高校生の時に一緒に剣道をやっていて、とても正義感が強く、このおまわりさんのおかげで沢山の人が助かったんだよ」と聞かされ、僕は、どうしておまわりさんは逃げなかったのかなと思いました。だけど、正義感が強いから津波から住む人達を守りたかったのだと思います。僕はヒーローのように思えました。今もお空の上でお星さまになって、まだ見つかっていない人たちを探してくれていると思います。僕もおまわりさんのような沢山の人の役に立てる大人になれるよう頑張るので見守ってください。と写真のおまわりさんへの思いを書いたものです。
岡田君の作品は、僕は小さいころから交番が苦手で、警察官は悪い人を取り締まる怖い人達に見えた。パスモを拾った時僕は交番に届けようとしたが近くの交番が空っぽで二駅先の交番まで歩いていくと、体格の良い警察官が立ちはだかった。パスモを拾ったことを伝えると、歩いてきたことに驚かれた。帰ろうとしたら母に電話をするというので「大変な心配性のお母さんの心臓が止まりませんように」と祈っていたら、受話器を持たされ「交番から電話があったらお母さん心配するから岡田君が先に拾い物の事を伝えてね。」と言われ僕の考えを分かってくれて、泣きそうなくらいうれしかった。交番を出るとき「どうしておまわりさんになろうと思ったか聞くと「役に立ちたくて」と返事があった。僕はこの警察官は人と接するのが好きで、相手の気持ちを読むのが上手で沢山の人と関わり助けてきたに違いないと思い、印象が変わり、身近に感じるようになった。僕も人の役に立つ格好良い人になりたいと思う。と交番の警察官への思いを書いたものです。
受賞者紹介 低学年の部
- 内閣総理大臣賞高橋 瑛心 君(福島県・会津若松市立一簣小学校1年)
- 国務大臣・国家公安委員会委員長賞大原 千依 さん(愛知県・豊田市立山之手小学校3年)
- 警察庁長官賞千田 尚都 君(熊本県・玉名市立玉名町小学校3年)
- 全国少年警察ボランティア協会賞入 江 唯 さん(栃木県・小山市立小山城東小学校1年)
- 日工組社会安全研究財団賞栗原 萌誇 さん(群馬県・群馬大学教育学部附属小学校2年)
- 読売新聞社賞岸本 壮太 君(兵庫県・加東市立社小学校1年)
- 審査員特別賞小山琥仁郎 君(埼玉県・加須市立三俣小学校2年)
受賞者紹介 高学年の部
- 内閣総理大臣賞岡田 東也 君(神奈川県・横浜市立白幡小学校5年)
- 国務大臣・国家公安委員会委員長賞七尾 美羽 さん(秋田県・横手市立横手南小学校6年)
- 警察庁長官賞石黒 悠真 君(長崎県・長崎市立日見小学校6年)
- 全国少年警察ボランティア協会賞小 林 椿 さん(福島県・須賀川市立第二小学校6年)
- 日工組社会安全研究財団賞田中 啓太 君(奈良県・大淀町立大淀桜ヶ丘小学校4年)
- 読売新聞社賞伊藤 煌晟 君(福井県・坂井市立東十郷小学校6年)
- 審査員特別賞近藤 亜柚 さん(徳島県・三好市立箸蔵小学校4年)
※全受賞42作品は読売新聞ホームページをご覧ください。
https://info.yomiuri.co.jp/contest/edu/698.html