福岡県
2018.12.28
サツマイモとともに成長
公益社団法人福岡県少年警察ボランティア協会(入舩清会長)は、平成30年6月から10月にかけて、北九州市八幡西区茶屋の原の畑において、支援対象少年延べ26名、八幡西警察署少年補導員延べ27名、警察職員・関係機関等延べ49名が参加して、農作業を通じて、達成感や人との関わりをもつことにより支援対象少年の立ち直りを図ることを目的に、農業体験を通じた立ち直り支援活動〜YOU ME工房 サツマイモ農園〜、を実施した。農園では、6月にサツマイモの苗植えを行い、月2回程度の草引きを行った後、10月には参加者全員でサツマイモを収穫し、収穫後には収穫したサツマイモを材料にカレーを作って食し、収穫の喜びを味わった。参加した少年は、少年補導員からサツマイモの苗の植付け、収穫方法等を教えてもらいながら農作業を行い、後半には少し自信も湧いてきて、少年補導員や警察職員らと交流を楽しみながらの農作業であった。また、最初は「きつい」と言いながらも、慣れてくると、「大きなサツマイモが取れてびっくり」「こんなに一杯取れた。」と歓声を上げるなど、充実した様子であった。参加した少年達は、大人たちとの交流や農作業を通じて、思いやりや、心のコミュニケーション能力を身につけるなど、大きな効果が出た活動となったようだ。