愛媛県
2018.12.28
農業体験で地域に貢献
愛媛県少年警察ボランティア協会(横内通夫会長)は、平成30年6月から12月まで、支援対象少年等5名、少年警察ボランティア、警察職員等関係者10名の計15名が参加して、新居浜市地区の「せいれん農園」で農業体験を通じた立ち直り支援活動を実施した。活動は、6月に前年度に植えたジャガイモの収穫作業とさつま芋の植え付け作業から始まり、夏季の除草作業、10月にはさつま芋の収穫と冬野菜の植え付け、11月から12月にかけては、冬野菜の収穫を行った。作物の植え付け作業は、夏の猛暑や冬の寒波の中での作業となり、困難を伴ったが、少年は作物の生長に期待し、自分たちも困難に負けず立ち向かっていく、という目標を立てることができた。少年からは、「疲れたけど楽しかった。またやりたい。」等の感想の他、「じゃがいもでシチューを作った」等、家族と一緒に調理して食べた話もあり、家庭でのコミュニケーションに役立ち、家庭の絆づくりに貢献できたようだ。更に「せいれん農園」活動は、ボランティアの方々の善意で成り立っていることを参加少年や家族に説明したところ、自分達も社会に貢献しようと、収穫したじゃがいもや大根を福祉施設に寄付し、地域にも貢献できたようだ。