徳島県
2018.12.28
地域との絆を深めた少年たち
徳島県少年補導協助員連絡協議会(会長代行副会長矢野隆生)は、平成30年5月から10月までの間、鳴門市の児童自立支援施設県立徳島学院「あすなろ農園」と、徳島市の「はぐくみ農園」の2か所で、入所少年を含めた立ち直り支援少年延べ37名、ボランティア延べ38名、児童自立支援施設職員・警察職員等関係者延べ97名、延べ計172名が参加して「農業体験を通じた立ち直り支援活動」を実施した。本活動は、平成25年度から引き続き、徳島県立徳島学院敷地内のあすなろ農園及び元少年警察ボランティア所有の農地において、少年たちとボランティア共同で農作業を行い、少年たちがボランティア等の地域の人々と触れ合うことにより、少年のコミュニケーション能力を養い、少年に地域の人との絆を感じとってもらうことを目的に実施しているものである。本年度は5月の梅の摘果・木の選定作業・農地整備から始まり、6月にはキュウリ等夏野菜とサツマイモの苗植え・播種、10月には夏野菜の収穫と大根等の播種、10月にはさつま芋を収穫して焼き芋にして食した。参加した少年からは、「大きな虫が出てきたときはびっくりしたが、慣れたら楽しくなった」「普段は祖父の畑仕事も手伝わないが、やってみると大変だった。焼き芋はおいしかった」などと、地域との絆を深めたようだ。