京都府
2018.12.28
忍耐力と協調性を学んだ少年たち
京都府少年補導連絡協議会(千玄室会長)は、平成30年6月から翌年1月まで、福知山市字荒河の盧田農園で「京都府北部における地域ボランティアを中心とした農業体験支援活動」を実施した。活動には継続補導中の少年9名、少年指導委員・警察職員・保護者等の関係者42名計51名が参加した。活動は、6月にさつま芋苗付け体験として、農業指導者から苗付け手順の説明を受けた後、保護者と一緒にさつま芋の苗付け作業を体験した。また、石窯ピザ作りにも挑戦し、農園の畑に栽培されているレタスやラディッシュ等の野菜を使って石窯オーブンで焼くピザやサラダを作ってみんなで食した。10月にはさつま芋の収穫作業を体験。少年らは、歓声を上げて芋を引き抜き「この芋は大きくておいしそう」等、思い思いに感想を述べ合い、集中力を切らすことなくさつま芋を収穫した。12月には活動の最後として、活動の受け入れ先の長安寺で社会性や協調性を養うことを目的に落ち葉清掃を行った後、餅つき体験や農園で収穫した野菜を使ってピザを作り、みんなで楽しく食して終了した。参加した少年からは、「作業後のごはんがとてもおいしかった」「餅をついたりピザを焼いたりして、いい経験になった」。保護者からも「子どもが頑張る姿が見られて良かった。」等の感想が寄せられ、多くを学んだ農業体験となったようだ。