山形県
2019.10.02
自画撮り被害防止をテーマによる研修会
山形県少年補導員連絡会(佐藤重勝会長)は、令和元年9月30日、山形県警察本部会議室において、少年補導員・大学生ボランティア・学校関係者等41名、警察・その他関係者28名の計69名が参加、コーディネーターに山形大学大学院教授の中井義時氏を迎えて、自画撮り被害防止をテーマとした対話会方式による研修会を開催しました。山形県警察本部生活安全部長の挨拶のあと、少年課少年補導担当者から、児童ポルノ事件被害及び自画撮り被害の現状について説明した後、「ちょっと待て!その無料スタンプ大丈夫?」を上映し、自画撮りを送らせる手口や子どもたちが自画撮り写真を送ってしまう心理状態について問題提起をしました。その後参加者を8班に分け、第1討議では、○自画撮り被害のために教えたいこと○今の自分にできそうなことをテーマに各班で話し合いました。第2討議では、広報ターゲットを決めて自画撮りの危険性を効果的に伝える方法について具体策を検討しました。参加した大学生は、「大学生活の中で自画撮り被害について話をする機会はなく、はじめて被害現状を知ってとても勉強になった。」学校教員からは「DVDを見て、自画撮り写真を自分で送ってしまうまでの子供の追い込まれ方がすごいと思った。生徒が誰にも相談することができずに悩むという状況にならないように生徒自身に被害防止対策を考えさせ、発信させる場を作りたい。」との感想が寄せられました。