活動紹介
2018.06.06
少年非行の現状と家庭裁判所の役割を知る
近畿少年補導員等連絡協議会(山口裕基会長)は、平成30年6月5日、大阪市中央区の「ホテルプリムローズ大阪」で近畿管区内の少年補導員・同協会役員等67名、管区内警察職員・サポートセンター職員等42名の計109名が参加して、地域カンファレンスを開催した。まず、表彰式が行われ、少年補導功労者44名、功労団体6団体、退任表彰2名が表彰を受けた。
続いて、研修会(カンファレンス)が行われ、大阪家庭裁判所総括主任家庭裁判所調査官下地敬三氏が、「少年非行の現状と家庭裁判所の役割」と題して、○統計から見る少年非行の現状、○非行を理解するための基本的枠組み、○非行少年に対する日本社会の教育的機能、○家庭裁判所の役割、の4項目について講演された。家庭裁判所の役割では、司法的な決定を行う機関が、自ら教育を行っており、万引き被害を考える講習では、少年本人だけでなく、必ず親子で聴講させていることなどが紹介され、参加者からも家庭裁判所のあらたな一面を知ることができたとの感想が寄せられ、好評であった。